物語用語
カード用語

【物語用語】
悪魔の絵本:タロットの意。この物語の総称。

悪魔のゲーム:神の審判。トランプ(というか小アルカナ)カードに選ばれた人間を不平等な殺し合いをさせ、最後の一人の望みを叶えるというもの。数術ですら叶わない奇跡(死者の蘇生)を行うことが出来るらしい。
強い順から、道化師KQJ1098765432A。Aはどのカードにも勝てないが、最強カードの道化師だけ殺すことが許される。

カーネフェル:東の農業国。自然豊かで気候にも恵まれている。
陽気な国民性に問題があり、貴族は戦わずに怠惰に豪勇、農民は金儲けに無頓着で今日も無農薬栽培ご飯が美味い生活を送っていたため、セネトレアに安い値段を付けられて痛い目に合わせられた。その教訓と隔たった少子化のため、女は金に五月蠅く強かに。男は臆病者や女性不信者が増えた。王族の名前は〜カーネフェリア。

カーネフェリー:カーネフェル人の意。カーネフェル人自体が使う分には“俺ら”的意味。
混血やタロック人が使うのは侮蔑的意味合いで呼ぶことが多い。
そのため自分たちも使ってるけど、好ましくない相手からこう呼ばれると怒る。
友好的な相手からなら許す。そんなかんじ。
また金髪の民カーネフェル人を差す場合と、カーネフェル国籍のカーネフェル人とを差す場合があり、カーネフェル人でもシャトランジア国籍の者はシャトランジー、セネトレア国籍はセネトレーなど言いわける場合がある。

後天性混血:純血として生まれた後、混血の血に目覚める者のこと。瞳の色は生まれたときと同じだが、血の目覚めで髪の色が突然変異色に変わる。数術の才は皆無だが、身体能力の数値が増幅される。

混血:黒髪のタロック人と、金髪のカーネフェル人の間に生まれた子供達。
かならず男女の双子で生まれ、目の色はどちらの民にも似ない、突然変異。髪の色は片親のものを継ぐ場合と、これまた突然変異の場合とがある。
数術への潜在能力が高く、純血には理解できない数々の奇跡を起こす。片割れを失うことで数術の才に目覚めたり、その力が増幅することがある。その不思議な力と異なる外見のため、脅威として恐れ気味悪がられ、混血狩りが行われた。
また、珍しいその色と整った造形から彼らを寵愛する混血趣味が貴族間で流行り、奴隷貿易では高価な品物として売買されている。

数神:聖教会が掲げる神々。0〜9までを司る10人の神がいる。
奇数は奇神、偶数は偶神と呼ばれ……前者が正(生)の神、後者が負(死)の神。
1(存在)を司る壱の神と0(無)を司る零の神が、滅びを賭けて争っているのが神の審判。傲慢な彼らの存在を知る者は、悪魔のゲームと呼び、侮蔑する。

シャトランジア:カーネフェル人国家で、聖教会の総本山である宗教国。聖教会の神子と国王との二重支配国。国王は常備軍を持たず、教会が聖十字軍という軍を持つ。
それぞれが異なる法を持ち、対立することも多い。貴族は国王派と教会派とに分かれている。悪魔の絵本内では最も安全な国とされている。移民の受け入れを行い、亡命を認めている。

シャトランジー:シャトランジア人の意。国籍がシャトランジアであれば混血、純血分け隔て無く使う場合が多い。シャトランジア自体が宗教国なので、稀に聖教の盲信者を蔑む意味で使われることもある。

純血:タロック人、カーネフェル人のこと。

真純血:これまで一度も別の血が混じったことのない純血のこと。タロック、カーネフェル貴族に多い。深い色合いの瞳や髪を持つことが多い。

聖教会:シャトランジア(第一)、カーネフェル(第二)、セネトレア(第三)で布教を行う宗教。代々先読みの神子が教会を治める指導者。性善説を良しとし、死刑制度が存在しない十字法を持つ。正義のための軍隊である聖十字軍を持ち、各国の治安維持の協力をしている。聖十字軍は最強の軍ではあるが、侵略戦争をしてはならないという法により、受け身になりがち。基本的に中立で、戦地で怪我人の救済に当たる。
教会は多くの数術使いを有する数術機関でもある。教会兵器を持ち、その多くは内部機密とされている。聖十字兵が持つ銃も教会兵器の一つ。

セネトレア:タロック人国家であり世界貿易の中心地である商業国。現在は奴隷貿易で栄華を極める。武器や船の製造にも優れた死の商人の国。基本的に自分たちは戦わず、中立しつつ、物資を売って金儲け。どさくさに紛れて奴隷を連れてきて金儲け。金さえあれば何でも揃うというだけあって、貴族の地位も議会の椅子も金で買える。
無法地帯であり、城から指名手配されない限り何をやってもグレー判定で許される。貧富の差が激しく、奴隷は使い捨て感覚が広まり、命の尊厳が失われている。元の身分への負い目から純血至上主義者が多く、混血狩りの中心地。王族の名称は〜セネトレイア。

セネトレー:セネトレア人の意。基本的に愛国心の無い国なので、金の亡者への侮蔑の意味で使われることが専ら。

タロック:西の大国。万年雪に悩まされているため、農作は限られた地域でしか行えない。気候の温暖なカーネフェルに度々侵略を行う。貴族、王族のみ漢字の名前を持つことが許される。
議会派と国王派との対立があり、議会政と国王の独裁政が交互に起こる。前者の場合は傀儡政権、それにしびれを切らして独裁恐怖政治……革命、その繰り返し。風習で政治的駆け引きは毒殺と騙し合い。毒で死んだ場合は病死と言うことになり、加害者は罰を受けない。毒への抗体をつけるため王族は幼少の頃から毒を与えられて育つため、その副作用で度々狂王が生まれる。王族の名称は〜ターロット。

タローク:タロック人の意。カーネフェル人にとってのカーネフェリーと同じ意味合いであり、タロック人以外にそう呼ばれると侮辱目的。タロークは基本的にタロック国籍のタロック人を差し、セネトレア国籍のタロック人はセネトレーと呼ばれる。


【カード用語】
ヌーメラルカード
1〜10の数札のこと。
コートカード
11〜13の絵札のこと。別名ドレスカード。宮廷札。要するになんかゴージャス。そんな感じ。
コードカードはそれぞれにモデルの人物が居るが、作中でそこから取った人はちらほらいたりいなかったり。トランプと小アルカナでは正面向きと横向きが違っているのが面白い。
トランプでは何かを一心に見つめ執着することない女王達も、小アルカナでは……
物語が逆位置なので、モデルの人物やカードの意味を入れ替えてたりする人もいます。K=1、Q=2、J=3みたいに。
小姓
ペイジ。トランプやったあとに小アルカナ見るとあれ?誰?多くね?っとなるカード。
別名、王女とか。メッセンジャー的な意味を持つカード。
トランプのジャックは…ジャック=ペイジ+ナイト÷2。そんな雰囲気。
一人省かれてるのが女王だったり騎士だったりすることも国や地方によってあるんだとかないんだとか。
リアルな意味なら騎士の進化前の姿。さりげなく作中にも出すつもり。
騎士
J。11。ジャック。コートカードその一。
別名、王子。王を倒し王女と結婚し王になる者。おとぎ話でよくある主人公がコレ。
平和な国が外から強い血を招くために必要なことだったらしいです。
でも今度王様になって娘が生まれたら、今度は自分が殺される王になる番。
おとぎ話のめでたしめでたしの後を想像するといろいろめでたくないと思う。
女王
Q。12。クィーン。コートカードその二。
別に王の奥さんではない。元王女、お姫様。王が騎士に殺されたら未亡人。
k。13。キング。コートカードその三。
元騎士。騎士の進化系。別に女王の夫ではない。
この物語におけるほぼ最強組。王様権限としてあるリスクとメリットを持っている。
道化師
ジョーカー。昼と夜。
この物語における悪役にして最強かつなんでもありのチートカード。Aだけが倒せるが、道化師はAも倒せる。
スペード
小アルカナでいう剣。属性は風。階級は王族、貴族を表す。
作中ではタロックと関係している。剣はそのままの意味だけではなく言葉を意味する。
正位置だからって良い意味にならないカードの多さは他スートに追従を許さない。痛みを伴うような犠牲の勝利。諸刃の剣。
悪い言葉は剣と同等の痛みを持って心を抉るとは…言い得て妙だと思います。4スートの中では悲劇的な意味を伴う感じのスペードがなんだか好きっぽい。
ハート
小アルカナでいう聖杯。属性は水。階級は聖職者。
作中ではシャトランジアと関係している。恋愛関係、ロマンスな感じのカードが多いよ。自分には縁のないスートだなぁ。水だけにウェット。
ダイヤ
小アルカナでいう金貨、ペンタクル。属性は土。階級は商人。 
作中ではセネトレアと関係している。
4スートの中で一番現実的なカード。過去でも未来でもなく今を。土属性だけあって地に足がしっかり付いているらしいです。ああ、絶対これ自分じゃない。
クラブ
小アルカナでいう棍棒。属性は火。階級は農民。このカードの表が出たら割と良い結果。裏でも意味が変わらず良い意味のままってカードもあるから凄い。
作中ではカーネフェル(以下略)全体的に明るいカード。陽気な農民らしさが出ている。情熱的…炎ですから。
飽きっぽい夢追い人。計画?何それ美味しいの?過去?それって食べ物?
トランプ
足すと365日、一年を表したりするらしい。